世界株における競争力は、単一市場でのシェアや成長率では測れません。
本当に重要なのは、「国や組織をまたいでも、同じやり方が使われ続けるかどうか」
です。
このカテゴリでは、国際標準・業界慣行・教育・ワークフローといった要素を通じて、
世界共通の前提条件として組み込まれた企業を扱います。
「代替されにくさ(世界)」を判断する視点
- 国境を越えて共有される業界標準・事実上の標準
- 多国籍組織で再教育が必要になる人的・組織的切替コスト
- 世界共通ワークフローへの深い組み込み
- 異なる法制度・文化下でも成立する運用実績
- 「機能」ではなく前提条件として選ばれているか
代替されにくい構造を持つ企業
以下は、上記の視点から「構造として簡単に置き換えられない」と整理した企業です。
米国企業を中心に、欧州・新興国を含めて扱います。
ASML|ムーアの法則を延命させる「露光装置の独占企業」
世界で唯一EUV露光装置を供給できる半導体装置メーカー。AI・先端ロジック・HBM製造の“関所”として 代替不可能なポジションを確立。
Adobe(ADBE)|生成AI時代の「クリエイティブ基盤」を提供するプラットフォーム
クリエイティブの「OS」から「AI時代のインフラ」へ。
Arista Networks(ANET)|AIデータセンターを支える「ネットワークOS企業」
ハードの上で動く単一OS「EOS」による自動化・安定性。
代替されにくい構造は、短期的な成長や株価上昇を保証するものではありません。
しかし、制度・規格・信頼に深く組み込まれた企業は、
環境変化の中でも簡単には切り捨てられない前提条件を持っています。
※ 同じ企業構造でも、日本と世界では成立条件や進化の仕方が異なります。
思考の比較材料として、対応する図鑑も参照してください。
