GOLDは投資家の「非常食」? 金投資で資産を守る方法

リスク時代を生き抜くための「金」の使い方とポートフォリオ戦略

こんにちは。長年、株式市場の荒波を乗り越えてきた投資家です。今回は「金(ゴールド)」について、その本質的な価値から具体的な投資方法まで、分かりやすく解説していきます。

昔は「王様の宝物」、今は「投資家の保険」

金といえば、かつては王族や権力者が財宝として蓄えるものでした。しかし現代では、その役割は大きく変わっています。今や金は、世界中の投資家や中央銀行が資産の一部として保有する「最後の保険」なのです。

「金なんて利息も配当もつかないじゃないか」──その通りです。まるで育たない子どものように、金自体は何も生み出しません。それなのに、なぜ多くのプロフェッショナルが金を手放さないのでしょうか。

リーマン・コロナ──危機の時、金は「避難所」になった

💡 知っておくべきこと: 危機発生の極初期には、市場全体の流動性確保のための投げ売りにより、株や他の資産と同様に金価格も一時的に急落する現象(リーマンショック直後、コロナショックの2020年3月など)が見られました。しかし、その後は中央銀行の金融緩和や信用不安の拡大により、中長期的に安全資産として急回復・急騰するパターンが共通しています。

リーマンショック(2008年)では、人々は銀行や証券会社、さらにはドルそのものへの信頼を失いました。この時、投資家たちが資金の避難先として選んだのが「金」でした。信用不安の受け皿として買われ、価格は大きく上昇したのです。

コロナショック(2020年)でも同じことが起こりました。世界中で経済活動が停止し、株式市場は大混乱に陥りました。そんな中、金価格は史上最高値を更新。株も債券も下がる局面で、金だけが輝きを放ったのです。

ロシアのウクライナ侵攻(2022年)では、どの国の管理下にもない「金」が、改めて安全な資産として見直されることになりました。

金は「育たない子ども」でも、いざという時は一番頼れる

金の最大の特徴は、それ自体が価値を持つという点です。金は、特定の国や企業の信用力に依存しません。

インフレと金価格のより深い関係

金利(名目金利)からインフレ率を引いた実質金利と強い負の相関関係にあります。実質金利が大きく上昇する局面では、資金が金から金利の付く資産(債券など)に流れる傾向があるため、短期的には金価格の上昇が抑制されることもあります。

✅ 金の最大の強み

金は、特定の国や企業、金融システム全体の信用力に依存しない実物資産です。そのため、信用不安や通貨の価値が揺らぐ局面で、他の資産にはない「最後の砦」としての役割を果たします。

資産の数%を金に置くのは、家に水やカップ麺を常備する感覚

✅ ポートフォリオにおける役割

金は、他の主要資産(株式や債券)が苦手とするインフレや景気後退の局面で強みを発揮します。資産全体の動きを安定させる「守りの柱」です。

資産 主な強み 主な弱点
株式 高い成長・リターン 不況・金融危機に弱い
債券 利息収入・安定性 インフレ・金利上昇
現金 最高の流動性 インフレによる目減り
金(ゴールド) インフレ・有事に強い 利息・配当がない

初心者でも始められる!現代的な金投資の方法

1. 現物購入(金地金・金貨)

実物を所有する安心感が最大の魅力です。

⚠️ 要注意ポイント

盗難リスクや保管手数料(貸金庫など)がかかります。売買手数料も割高な傾向があります。

2. 純金積立

少額からコツコツ購入でき、ドルコスト平均法で高値掴みを防げます。

⚠️ 倒産リスクと分別管理

運営会社の破綻リスクに注意が必要です。必ず「分別管理」が徹底されているか確認しましょう。

3. 金ETF(上場投資信託)

証券口座でリアルタイム売買できます。現物保管の手間もありません。

🌟 初心者の方は特に確認!

手数料は少し高くても、安全性の高い「現物裏付け型」を選ぶことを強くおすすめします。

4. 金鉱株投資

採掘企業の株式への投資です。利益にレバレッジがかかる場合があります。

企業への投資である点に注意

金そのものではなく「企業」への投資です。経営悪化などで株価が下がるリスクがあり、難易度は高めです。

まとめ:金はあなたの資産を守る「備蓄品」

金はポートフォリオの「非常食」です。資産全体の5%〜10%程度を目安に組み入れることを検討してみてはいかがでしょうか。

将来の不確実な時代を乗り越えるための、賢明な備えとなるはずです。

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